おはようございます。トラコです。
今週は保護猫ムーアさんの出産についてです。
目次(クリックで飛べます)
いよいよ出産!~産出期
ムーアさんが破水しました。
人間と同じように出血(おしるし)が確認できてから
出産が始まるのか、破水が先にきて出産が始まるのか
猫によってまちまちのようです。
ムーアさんは破水後出産しました。
ただ、いきみ始めてから1時間が経過しても
なかなか産まれませんでした。
通常、破水してから15~30分ほどで産まれると言われています。
そしてすべての出産が終わるまで2時間程度だそうです。
難産が疑われたため、獣医さんに連絡したところ
「もう少し様子をみましょう。猫は基本安産なんですよ!」
と言われてしまい、やきもきしながら様子をみていました。
さらに1時間経過後、やっとでてきたと思ったら・・・
しっぽ( ゜Д゜;)!?
まさかの逆子です。
レントゲンを撮った時は特に何も言われなかったので想定外でした。
そして、しっぽがでてきても、なかなか産まれません。
中で胎児がつかえてしまっている様子で
ムーアさんは非常に苦しんでいます。
再度獣医さんへ連絡です!
「これから連れて行っていいですか?
しっぽからでてきました。逆子です!!」
「いえ、これから来ても間に合いませんので
トラコさんがお産を手伝ってあげてください。
猫がいきんだタイミングにあわせて
ガーゼか柔らかいタオルで胎児をゆっくり引き出してあげてください。」
Σ(゚∇゚;) ェェエエエ工工工工!!
もうパニックです。
でも目の前でムーアさんが苦しんでいるのでやるっきゃありません。
ガーゼを使い、いきむタイミングでひっぱりましたが
なかなかでてきません。
この時点で15分くらい経過しています。
獣医さんは役に立たないので、スマホで「猫 逆子」で検索。
すると・・・
後ろ足を出したままなかなか出てこない時は外に出た子ネコの背中にそっと指をあてて、体をお腹の方に少し曲げながらゆっくり引き出すと出てきやすい。
とありました。
その通りやると膜に包まれた子猫さんがちゅるんとでてきました。
ただ子猫をムーアさんが舐めても羊膜は破れず。
私がガーゼで拭いて羊膜をはずしましたが子猫さんは産声をあげず。
明らかに仮死状態でした。
羊水が喉に詰まっている可能性があるので
ガーゼで、口や鼻につまった羊水を吸わせましたが動かず。
ティッシュにくるみ逆さにもしてみましたが動かなかったので
私がハサミでへその緒をきり、
人肌の温度のお湯に入れ心臓マッサージをほどこしました。
そこでようやく産声をあげてくれました(´;ω;`)ウッ
一番最初に産まれたのは茶トラのパチョレック君です。
1匹目の出産後。~後産期
私が子猫さんの対応に追われている間、
ムーアさんは胎盤を産み落としていました。
そしてその胎盤をぺろりと食べていました。
産後の栄養補給を兼ねて食べるそうです。
出てきた胎盤を食べさせると下痢をするといいますが
ムーアさんは特に4つほど食べましたが
特に下痢をすることはなかったです。
胎盤は猫1匹に対して1つついています。
子猫出産後、胎盤が出てきて、また次の子供を産むのですが
胎盤がでてくる前に次の子猫が産まれる場合もあるそうです。
ムーアさんは子猫→胎盤→子猫→胎盤の繰り返しでした。
出産中、ウナさんが心配して覗きに来ました。
出産中は、かなり攻撃的になると聞いていましたが
特に他の猫さんがのぞきに来ても威嚇する等はありませんでした。
おそらく、「それどころじゃない!」といった感じだったのでしょう。
子猫さんは産声をあげてから、軽く体を拭いて
母猫ムーアさんのもとに戻すとすぐにミルクを飲み始めました。
猫さんってすごいですね!
ちなみに、猫さんの逆子が産まれる確率ですが
猫の場合はおよそ70%の胎子が頭から出てきて
残りの30%が尾から出てくるそうです。
意外と高い割合ですので猫の出産に立ち会われる方は
念のため想定しておいた方が良いかもしれません。
ただ通常は病院でレントゲンを撮った時点でわかるそうです。
それでは今日もよい一日を+。(o・ω-人)・.。*
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